旧雑司ヶ谷宣教師館    Old Zohshigaya Missionary Museum          天空仙人のレトロ建築探訪           Nostalgic &               Retrospective Buildings in Japan

豊島区 Official Page

名称旧雑司ヶ谷宣教師館

Zohshigaya Missionary Museum

所在豊島区雑司ヶ谷1丁目
設計者建築年明治40年築
旧雑司ヶ谷宣教師館 旧雑司ヶ谷宣教師館

ようこそ旧宣教師館へ

雑司が谷旧宣教師館は、明治40年にアメリカ人宣教師のマッケーレブが自らの居宅として建てた もので、豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築であり、東京都内でも数少ない明治期の宣教 師館として大変貴重なものです。

また、当時の新興住宅地における布教活動と幼児教育の拠点としての意味を持っていたことを地域 の人が記憶しており、昭和62年9月1日に、豊島区の登録有形文化財として登録し、その後、特 に重要な文化財として保存、活用をさらに進めるため、平成4年11月10日に、指定文化財とし ました。

この建物は、木造総2階建て住宅で、全体のデザインはシングル様式であり、細部のデザインには カーペンターゴシック様式を用いており、19世紀後半のアメリカ郊外住宅の特色を写した質素な 外国人住宅です。

豊島区では、昭和57年に取得して以来、建物調査、保存修理工事などを経たのち、平成元年1月 から館内に関連資料等を展示し一般公開を行っています。

なお、旧宣教師館は「旧マッケレーブ邸」として、平成11(1999)年3月3日に東京都有形 文化財(建造物)に指定されました。多くの方にご利用いただければ幸いです。


宣教師J.M.マッケーレブ

ジョン・ムーディー・マッケーレブは1861年、アメリカ・テネシー州ナッシュビル郊外に生ま れました。生後6ケ月で南北戦争により父を失い、以後多くの苦労を重ねながら勉学に励み・敬虔 なクリスチャンの青年に成長しました。27歳の時、ケンタッキー州レキシントンにあるカレッジ ・オブ・ザ・バイブルに入学し、ここで先輩の宣教師アズビルと出会い、彼の勧めによって日本伝 道を決意したのです。1892年・新婚の妻デラらと日本に渡ったマッケーレブは、築地・神田・ 小石川と伝道活動を展開、そして1907年雑司が谷に移り住み、以後この地を拠点に、太平洋戦 争開戦直前まで、さまざまな困難に遭いながらも、ピューリタニズムに基づいた宣教活動を続けて いったのです。約50年間にわたるマッケーレブの日本での活動は、慈善事業から幼児や青年の教 育活動にまで及び、数多くの人々に感銘をあたえるものでした。


豊島区立 雑司ヶ谷旧宣教師館(東京都指定有形文化財)

副都心線の雑司が谷駅周辺は、雑司が谷鬼子母神や雑司が谷霊園等の静寂に包まれた所です。雑司 が谷旧宣教師館は1907(明治40)年にアメリカ人牧師マッケーレブが自らの居宅として建て たもので、区内に現存する最古の近代木造洋館建築で大変貴重な建物です。昭和62年に豊島区の 登録有形文化財に、平成4年には指定文化財になりました。平成11年には東京都有形文化財(建 造物)に指定されました。館のデザインはシングル様式で細部にカーペンターゴシック様式を用い ています。1階居間にはアールヌーボー風のタイルを使ったマントルピースがあります。また、館 内では「赤い鳥・子供之友」等の図書も閲覧できます。

◇場所 豊島区雑司が谷1-25-5(旧宣教師館通り)

◇開館 午前9時〜午後4時30分

◇休館 毎週月曜日 第3日曜日 国民の祝日の翌日 年末年始臨時休館

◇入館料 無料

◇お問合せ先 TEL03-3985-4081

◇交通 副都心線雑司が谷駅(F10)・有楽酊線東池袋駅(Y10)・護国寺駅(Y11)下車


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