チャツボミゴケ公園は中之条町最奥部、入山地区西端の群馬鉄山跡地を緑化して造成されました。
約五十万平方kmに及ぶ緑豊かな公園は、周辺の大池・平兵衛池の湖沼群、大平・芳ヶ平の湿原と併せ、
自然と親しむ絶好のロケーションを誇っています。
また、園内の穴地獄に見られるチャツボミゴケの群生は全国的にも極めて希少であり、
他に類を見ない壮観は県の天然記念物に指定されています。
元山の穴地獄 チャツボミゴケの群生している穴地獄には、PH2.8の強酸性の鉱泉が湧出しています。
-かつてこの地には鉄鉱石でできた底が見えないほどの深い穴があり、
その中へ山の動物が落ちて死んだことから「穴地獄」と呼ばれました。
現在は鉄鉱石の採掘により掘り崩され、往時の面影を留めていません。
チャツボミゴケについてチャツボミゴケはウロコゴケ目ツボミゴケ科に属し、
強酸性の水中で生育するという珍しい特性を持っています。
各地の鉱山跡や温泉場等で生息が確認されていますが、ここ穴地獄が最大級の群生地となっており、
その鮮やかな緑一面の川面は
春のレンゲツツジ、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の銀世界と共に神秘的な光景を織り成しています。
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