函館 ハリストス正教会 The Orthdox Church Hakodate 天空仙人のレトロ建築探訪 Nostalgic & retrospective buildings in Japan
名称 | 函館 ハリストス正教会 The Orthdox Church Hakodate | 所在 | 北海道函館市元町3−13 |
設計者 | 建築 | 1916年(大正5年) |
「函館 ハリストス正教会」 |
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「聖像配置図」 |
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重要文化財 函館ハリストス正教会
『復 活 聖 堂』 ハリストス正教会(東方正教会)は全てのキリスト教会の中で最古の歴史を持つ教会です。 初代教会の伝統を今日に至るまで忠実に継承し、あらゆるキリスト教会の祈り・聖典・普遍的な教義は全て、 正教会を源流としています。 現在、世界の130ヶ国に存在し、教会発祥の地、イエルサリムを含む中近東、バルカン半島一帯、 スラブ諸国を中心に、2億4千万人ほどの信徒を擁しています。 「日本の正教会は、1858(安政五)年、日露修好通商条約が調印されロシア領事ゴシュケヴィチ一行が函館に着任した時に始まりました。 1860年(万延元)年、ゴシュケヴィチは、領事館と共に聖堂も建設し、「主の復活聖堂」と命名しました。 1861(文久元)年、領事館付司祭として来日した、ニコライ神父(後の大主教)は函館を拠点として、 日本正教会を創設し、現在、東京神田のニコライ堂など全国に約70の聖堂・会堂があります。 この「主の復活聖堂」は二代目ですが、主とはイイスス・ハリストス(イエス・キリスト)のことで、 その復活(よみがえり)を記念して1916年(大正5年)に建立されました。 聖堂の基礎は石積みで壁体は赤煉瓦三枚(一部四枚)積みをセメント・モルタル塗りし、 さらに漆喰施工して白色に仕上げたものです。 建築様式はロシア風ビザンチン様式と称すべきもので、正方形の本堂内部を丸天井としているのが特徴です。 この聖堂は、日本ハリストス正教会の発祥の地に立つ由緒をもち、 小規模ながら正教会聖堂の標準的な構成による数少ない煉瓦造りの本格建築です。 変化に富む外観は意匠的にも優れ、正教会聖堂の代表的な建築としても高く評価されています。またこの聖堂は、現在も活動しつつある信徒の信仰対象としての神聖な場所であり、同時に市民をはじめ多くの方々から親しまれている場所でもあります。この聖堂をいつまでも美しく維持していくために、誠に恐縮ですがご参堂の皆様方に拝観献金をお願いしております。どうぞ趣旨をご理解下さいましてご協力のほどをよろしくお願い致します。 なお、この聖堂は貴重かつ勝れた建造物として1983年(昭和58年)国の重要文化財の指定を受け、 又、大小六個の鐘の音が高い評価を得て、1996(平成8年)環境庁より「日本の音風景百選」に認定されました。 本日参堂された方々が、この聖堂を訪れられたことを神の奥妙な摂理と感じられ、 他日真の神の恩寵を授かるきっかけとなりますようにお祈り申し上げます。 主の御名によりて皆様のご平安をお祈り申し上げます。アミン 函館ハリストス正教会 〜『主の復活聖堂』略譜〜 1860(万延元年) 初代聖堂、函館ロシア領事館付属聖堂として現在地に建立 1861(文久元年) 6月、日本の大主教亜使徒聖ニコライ、領事館付司祭として来日 1868(慶応 4年) 4月、日本人三名洗礼を受け日本正教会創立(9月より明治元年となる) 1907(明治40年) 8月25日、函館大火により初代聖堂焼失 1916(大正 5年) 二代目現聖堂完成、10月15日、成聖式(落成式)が行われる 1983(昭和58年) 6月2日、国より重要文化財の指定を受ける 1988(昭和63年) 10月31日、三年にわたる重要文化財としての聖堂修復工事完了 11月6日、成聖式(落成式)が行われる 1996(平成 8年) 7月1日、環境庁より鐘の音が『日本の音風景百選』に認定される 函館ハリストス正教会 函館市元町3番13号 函館ハリストス正教会 しおりより |
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