新潟 旧第四銀行住吉町支店 Kyu Daishiginko Sumiyoshicho Branch 天空仙人のレトロ建築探訪 Nostalgic & retrospective buildings in Japan
名称 | 新潟 旧第四銀行住吉町支店 Kyu Daishiginko Sumiyoshicho Branch | 所在 | 新潟県新潟市中央区柳島町2−10 |
設計者 | 長谷川龍雄 | 建築 | 1927年(昭和2年) |
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旧第四銀行住吉町支店
昭和2年に竣工した鉄筋コンクリート造の建物。 外観の列柱や営業室の吹抜などが、近代銀行建築の特徴をよく表わしている。 新潟の商業地の中心で約70年間親しまれてきた。 道路計画により、平成14年から平成15年にかけてこの地に移築・復原し、保存と活用を図ることとした。 案内板より 沿革 1927(昭和2)年10月竣工 2002(平成14)年3月同支店での営業停止 2002(平成14)年5月解体工事開始 2002(平成14)年10月組立工事開始 2003(平成15)年12月建物竣工 ◇設計者 長谷川龍雄:明治28年生。 新潟中学校、名古屋高等工業建築科卒。文部省建築課勤務。 後に退官し、新潟市に長谷川工務所を設立。他に昭和12年竣工の新潟市公会堂などを設計しました。 ◇施工者 武田組(武田市太郎)。 西堀四番町に事務所を持つ、当時、新潟市を代表する建設会社。 主に学校や銀行建築を手がけました。 現存していませんが、大正末から昭和初期にかけての実績として、 当時の旧制新潟高等学校・新潟銀行本店・第四銀行本店・日銀新潟支店・イタリヤ軒などがあります。 ◇建築上の特徴およびその評価 ・鉄筋コンクート造2階建(一部3階建) 建築面積493.1u、延床面積887.7u。 当時の銀行建築に多く見られた新古典主義様式の建物です。 中央正面のイオニア式列柱や、吹き抜けの営業室の二階部分に廻らされているギャラリー、 漆喰天井飾り、大理石のカウンターなどが大きな特徴になっています。 ・外壁の石材は、花崗岩(茨城県笠間市の稲田石)。 屋内の大理石は、主に岐阜県赤坂産(大垣市)で、内部にフズリナやウミユリなどの化石が含まれていて、 古生物標本としても貴重です。 カウンター天板などは高知産の「暁」。 営業室や会議室、廊下などの板壁には、輸入材で当時高級品であったラワン材が使用されています。 ・日本建築学会が全国の歴史的評価の高い建物についてまとめた。『日本近代建築総覧』(1980) パンフレットより
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