八海山の由来事
霊峰「八海山」
標高1778mの勇姿を誇る八海山、中ノ岳・駒ヶ岳と併せ越後三山としてよく知られている。
その中でも、八海山の岩峰群はきわ立っておりゴツゴツした入つの岩峰が天を突き、
登山者は200本余りの鎖を頼りに登る。
開山は1200年前、中臣鎌足に依って開山された我が国有数の霊山であり山岳信仰の山として古くから知られており今でも白衣の信者の姿が多く見られる。
最高峰、大日岳の岩峰には天照大神と八海大明神の像が祀られている。
山名は8つの峰(八ツ峰)、8つの姿、あるいは8つの池に由来すると言われているが定かな説は不明。
八海神社
鳥居が原と呼ばれる杉木立のうっそうとした、まほろばにあり後方には八海山の正面が神々しくそびえ、
1200年の昔から県内は勿論のこと全国各地より信者崇敬者を集めてる。
八海神社が八海山の一合目で、頂上十合目が奥の院となっている。
八海山には、それぞれを司る神が多く祀られており、一心に祈ればすばらしい御利益が授かる。
火渡神事
八海山神山開祭(6月第四日曜日)に八海神社の霊場にて山と積まれた薪に火がつけられ、
燃えつきたあと白衣の行者が天下泰平・五穀豊穣を祈りながら素足で火中を渡る荒行の神事奇祭。
一般の参拝者も行者の荒行の後で火渡りを体験できる。
無病息災・子宝安産・商売繁盛・厄災消除等の様々な御利益が授かる。
但し、足裏の炭の汚れは自宅に帰るまで洗ってはならない、
洗うと御利益が半減されると言われている。
八海神社参道杉並木(新潟県指定文化財)
八海神社の参道約440mの両側に立ち並ぶ杉並木は、総本数256本、
幹囲は最大のもので6.4mのものもある。
この杉並木は天保7年(1836)大かんばつにおそわれた時に住民が藩主に陳情し、
水源かん養林の目的として植林された。
参道の大鳥居から神社境内至るまで不思議と双椏杉が非常に多い、
杉の木立は100年から150年過ぎた時期に根が合流して双椏となって又々大きくなる。
双椏杉が多いのは、八海山の御祭神「ニニギの命」と「コノ花姫」の夫婦神のおしるしと言われている。
全剛霊泉(八海神社)
八海山山中狩場の倉の大清水より滾々と湧き出す霊泉が一挙に滝のロまで来てうがいばちに入る。
長養のカを備えて病気をいやす、おいしい水と言われる元気水徳の全剛霊泉。
最近は毎日多くの人が水を頂に見えている。
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