【ジェロニモス修道院（Mosteiro dos Jernimos）】

テージョ川（Rio Tejo）に面して建つこの修道院は、ユネスコ（UNESCO）の世界遺産に登録されています。

ポルトガル王マヌエル1世（1469〜1521年）が、同国に富と繁栄をもたらした大航海時代を切り開いたエンリケ航海王子の偉業を称えて、 1502年に着工した修道院。ポルトガル独特の建築様式であるマヌエル様式の最高傑作といわれる。 500年前ここには、海から戻り、また海に出て行く船乗りたちが祈りを捧げる、つつましい礼拝堂が建っていました。 国王マヌエル1世は、ヴァスコ・ダ・ガマ（Vasco da Gama）のインド航路発見の成功をベレンの聖女（Virgem de Belem）に祈願して、 その礼拝堂をこうした壮大なモニュメントに改築したのです。