【ユーラシア大陸最西端　ロカ岬（Cabo da Roca）】

この旅行の一番見所として期待していた所、嗚呼、霧の中、残念！。 他の所が晴れていても、ここロカ岬だけは、天気が変わりやすく、この現象をミクロクリマ現象というそうです。 ポルトガル共和国リスボン都市圏にあるユーラシア大陸最西端の岬である。 位置、北緯38度47分、西経9度30分。西には大西洋が広がり、その遥か先にはポルトガル領のアゾレス諸島がある。 またここには、ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩『ウズ・ルジアダス』第3詩20節の一節「ここに地果て　海始まる」を刻んだ石碑が立っている。

ユーラシア大陸の最西端に位置するロカ岬は、シントラ山脈の西端にあり、 ポルトガルガルを代表する景勝地の一つです。 ロカ岬へと向かう山道を辿ると、先ず、１７７２年に建てられた海抜１６５メートルの断崖に立つ灯台が見えます。 そして、その先に大西洋が目の前いっぱいに広がります。 特に、十字架の石碑からの眺めは最高です。 ロカ岬は、１９８９年からSri Chinmoy Peace Blossoms.の事業に認定された、平和のために捧げられた場所の一つであり、 これは全世界に800箇所あります。 ロカ岬の植物群は独特で、なかでも特徴的な岬の辺り一帯に群生する白いアルメリアの花(armeria pseudoarmeria)です。 この地域は海のすぐ側であることと、濃い霧の影響で湿度の高い風が北と北東に吹くため、 アルメリア armeria pseudoarmeria の生育には絶好の気象条件となっています。 観光案内所では、ロカ岬まで到達したことを証明する「到達証明書」を発行しています。 ポルトガルの大詩人カモンイスが、「ここに陸尽き、海はじまる」と詠んだように、霧に囲まれていても、 太陽が輝いていても、ロカ岬は忘れられない素晴らしい景勝地です。

ロカ岬の地理上の位置

緯度: 北緯38度41分

経度:西経9度30分

海抜:140メートル